肉食と日本人
お肉はおいしいですし、食べると元気が出てくるような気分になりますね。しかし、もともと農耕民族で、植物性の食事が多かった日本人の体質では、肉食は消化が大変なことに加えて、お肉は体内でアンモニアという毒素を発生させます。
肝臓と腎臓の働き
肝臓や腎臓は、体内に摂り込まれた毒素を分解して、不必要な水分とともに体外へと排出させる解毒器官です。
添加物や化学物質、アルコールなど知らず知らずのうちに毒素を摂り入れている現代の生活では、とくに疲弊している臓器とも言えるでしょう。
肉や魚の主成分であるたんぱく質は、体内で分解される際にアンモニアが生成されます。このアンモニアは、肝臓で毒性の低い尿素に変換する作業が行われ、さらに腎臓で濾過され、尿として排出されます。
肉を食べるたびにこの作業が行われるため、肝臓・腎臓に大きな負担をかけることになります。
いくら添加物や化学物質に気をつけて、お酒を飲まないようにしても、肉をたくさん食べているうちは肝臓や腎臓が休まることはありません。
肉好きの人は、お酒好きと同じように肝臓に負担をかけていますから、できるだけ植物性のたんぱく質に切り替え、肝臓・腎臓の負担を減らしましょう。
植物性たんぱく質が豊富な食品
では、どのような植物性の食べ物にたんぱく質が豊富に含まれているのでしょうか。
- ごま
ごまは、良質なたんぱく質に加え、ミネラルも豊富です。ごまに含まれるセサミンは肝機能を向上させます。 - きな粉
きな粉は、大豆を細かい粉末にした粉です。大豆を丸ごと摂り入れることができる手軽な植物性たんぱく質です。 - 落花生
種実類のなかでも、特にたんぱく質が豊富なのが落花生(ピーナッツ)です。大豆にもひけをとりません。
私達の身近な食べ物に、植物性たんぱく質が豊富に含まれているので、取り入れやすいですね。上記のものは、調理の仕方でおかずにも、おやつにもなる優れた食品です。今の食生活からお肉を減らして、植物性たんぱく質を摂り入れるようにしてみませんか?
まとめ
断食アルパカ
肝臓や腎臓を労るためにも、できるだけ植物性のたんぱく質を摂るように心がけましょう。
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