そもそも、便の内容って?
便の内容物を食べたものの消化されなかった残りカスだと思っている方は多いかと思います。間違っているわけではないのですが、少々違うようです。
では答えです。諸説ありますが、60%が水分、腸壁細胞の死骸が15~20%、細菌類の死骸が10~15%、そして、食べたものの残りカス(食物繊維など)はわずか5%であると言われています。ほとんどが残りカスだと思っていた方にとっては驚きの事実ですね。
ファスティング中、便秘気味になるのはどうして?
ファスティング中にはそもそも食事を摂っていません。食物繊維などの残りカスになるようなものを摂っていないですよね。食事を摂っていた時の残りカスが出ることはあるかと思いますが、便として認識できる形で出ることは少ないです。
水便になってしまう理由は?
便は出てるけど、下痢便だったり、水便だったり、何だか水分だよね。という場合もありますよね。便秘気味になるのと、ほとんど理由は同じです。そして、ファスティング中には水分を多く摂ります。普段よりも水分量が増えるので、便の内容物の割合も水分が増えるのです。しかし、心配の必要はありません。下痢便、水便というと、身体の調子が悪いんだ、何かウィルスにかかったのかもしれないと、心配になる方が多いかと思いますが、ファスティング中には免疫力が上がると言われております。ウィルスによる便は白っぽいことが多いです。ファスティング中の下痢便や水便はウィルス等の影響ではなく、普段よりも多く摂っている水分であり、腸内が洗い流されたことによるものであることがほとんどでしょう。
対処、対応方法は?
対処方法、対応方法としては、ファスティングが終了するのを待ちましょう。食事を摂らないことによって便秘になっていた場合には、食事を摂り始めれば、食物繊維による作用によって出始めることがほとんどです。水便や下痢便であった方も、食事を摂取することで、便に固形物が増え始めるため、通常便に戻ります。
それでも、ファスティング中に便を出したい。
ファスティング中に便秘気味になる理由は分かったけれど、腸内に溜まった感覚が気持ち悪い、どうにかして出したいという方もいらっしゃいますよね。そういった場合には三保製薬 スイマグのような、水酸化マグネシウムでできた天然の緩下剤を用いることも一つでしょう。ファスティング中に不足しがちなマグネシウムを補いながら、マグネシウムの作用によって、便に水分を集めて緩やかに便の排出を促します。ただし、効き目は人それぞれですので、商品説明をよく読んで自己責任でお使いください。
まとめ
今回は、ファスティング時に感じるお通じの不安についてでした。便秘気味になること、また、水分が多い便になるのはファスティング時は食事を摂らないこと、水分を多く摂っていることに由来することが分かりましたね。少しでも、皆さんの不安が和らげられたのであれば幸いです。
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