【準備食・回復食】にんにく(ニンニク)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識

にんにく
準備食や回復食で食べて良い食品・食べてはいけない食品
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豆知識

にんにくの生産地として有名な青森県では、「青森の黒にんにく」のブランド化に力を注いでいます。黒にんにくとは、通常の白いにんにくを高温・高湿の一定環境に3~4週間おくことで熟成を促進し真っ黒にしたものです。黒にんにく自体の発祥の地は三重県ですが、青森県は研究を重ね商品化に成功し、にんにく業界を盛り上げようと活動をしています。また、にんにくの機能性成分を高めた「琥珀にんにく」とよばれる熟成にんにくも生まれています。

栄養成分と効能

にんにく特有の匂いのもとであり、ビタミンB1を吸収する手助けをしてくれるアリシンが豊富に含まれています。ビタミンB1は、糖代謝に関わる重要な栄養素でありエネルギー生産に必須の栄養素です。アリシンはそのビタミンB1を助けることで、疲労回復、滋養強壮に効果があるといわれています。その他にも血行促進作用があり、冷え性解消に一役買うだけでなく、強い殺菌効果を有します。以上のことから、抗生物質として菌と戦い身体を守る効果や免疫力を高め、がんを予防する効果があるといわれています。加熱によりアリシンが変化して発生するスコルジニンは、新陳代謝を促進させ疲労回復やアンチエイジングに効果があると言われています。ちなみに、スコルジニンには匂いがありません。また、強い抗酸化作用を有するジアリルジスフィルドやアリキシン、セレンを含んでおり、活性酸素を減少させ老化防止を促進する効果も期待されています。

ファスティング(断食)前後の準備食・回復食での摂取について

有効成分が多く含まれていますが、一方で胃腸に負担をかけやすい側面もあります。胃腸が極端に弱っているときや断食直後はできるだけ避ける必要があります。

効果的な食べ方・アドバイス

  • 高温多湿を避け、涼しく風通しが良い場所で保管することが基本です。腐らないようにと冷蔵庫で保管すると芽が出ることもありますので、早めに使い切りましょう。
  • 冷凍保存するときは、表皮を剥き、ばらばらにしてラップなどに包むことで鮮度を落とさず保存することができます。また、一度水に浸しておくと皮が剥きやすくなります。
  • 用途によっては手軽に使えるチューブタイプのものを活用しても良いでしょう。
  • まるごと揚げてもホクホクになって美味しく召し上がれますが、スライスして他の食品と炒めたり、すりおろしたりと料理のスパイスに使うとより良いでしょう。

まとめ

断食アルパカ
断食アルパカ
冷え性は消化を悪くする一因と言われることもあります。にんにくで血行を促進してあげましょう。ただし、断食直後は負担になりやすいので、できるだけ避けましょう。

食品データベース 「にんにく」
Wikipedia 「ニンニク」

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