ファスティング中の過ごし方って?
「ファスティング中って何も食べないけれど、どんな風に過ごしたらいいのかな」という疑問をお持ちの方は多くいらっしゃることかと思います。
ではどのように過ごしたらいいのでしょうか?
普段通りの生活を
基本的には食事以外の面においては普段と変わらない生活で構いません。
慣れていらっしゃる方ですと、ファスティング期間中でも普段通りにお仕事をされてい方もいらっしゃいます。
私も、初めてファスティングを行った際には仕事をしながらファスティングを行っておりました。
後述いたしますが、多少の体調不良はありましたが、仕事を行っている間は体調不良や空腹感が気にならずに過ごせました。仕事が気を逸らさせてくれたのだと思います。
普段の生活よりもゆったりと余裕を持ったスケジュールで過ごす
前項で体調不良があったとお伝えしました。
ファスティングに向けてしっかりと準備を行ったり、ファスティング専用のドリンクでファスティングを行うことにより、ある程度は体調不良が防げるのですが、どうしても体調不良が出てしまう方も一定数はいらっしゃいます。
私たちが指導を行う中での平均値ですと、3~5%ほどの方になりますが、頭痛や吐き気のような体調不良が出る方もいらっしゃいます。
原因の一つとしてはホメオスタシスの乱れであることが考えられます。
ホメオスタシスは「生体恒常性」と訳され、体温、血糖値、血圧、呼吸、消化、排泄など、普段意識しなくても身体の機能が一定に保たれる作用のことを言います。
食事を摂っていた状態から何も食べなくなることは体にとってはある種、異常な状況です。
雨の日の低気圧で頭痛がでる方がいらっしゃるように、些細なことでもホメオスタシスの乱れから頭痛などの不調が引き起こされることがあります。
これは、体がイレギュラーに適合しやすい体質かどうかによって出やすいと言われています。
特に初めてファスティングを行う方へ
前述の通り、割合としては少ないですが、ファスティング中に体調不良が出る方がいらっしゃいます。
特に初めての方ですと、ご自身が体調不良が出やすい体質なのか、何事もなく過ごせる体質なのか分からないことと思います。
あらかじめ、体調不良が出ると仮定して、事前に普段の7~8割の仕事量にしておくなど、余裕を持ったスケジュール調整をしておくと安心です。
ゆっくりと過ごす
普段から忙しい方であればお仕事を休んでゆっくり過ごすこともおすすめです。
準備食や回復食の期間はお仕事、ファスティング期間は連休を取って休むというようなスケジュールです。
ファスティングに入りますと、エネルギー源が糖質から脂質に切り替わる際、眠さを感じる方もいらっしゃいます。断食施設運営時には普段忙しく疲れていらっしゃる方ですと、1日ベッドで過ごされるという方も珍しくはありませんでした。
また、ファスティングが長くなってきますと、α波の働きにより、「脳がスッキリする」「集中力が上がる」「思考が鮮明になる」などの感覚を味わうことができます。
ファスティングでご自身の体のお掃除を行うと同時に家の中の片付けを行うこともおすすめですよ。
運動について
ファスティング期間中、軽い運動を取り入れて頂くことは、汗をかくことで脂肪毒の排出が促されるなど、デトックスの効果やダイエットの効果が上がることが期待できます。
普段運動をされない方の場合は、ヨガや軽めのウォーキングあたりが良いでしょう。
慣れていらっしゃる方でも、ファスティング中は筋グリコーゲンという筋肉にある糖質もエネルギーとして使用されてしまうため、普段より力が出ないように感じる場合があります。
車に例えるなら、エンジンはしっかりしているけれども、エンジンを動かすガソリンが足りない状態です。普段よりも軽めの運動にしましょう。
まとめ
ファスティング中は基本的に普段通りから普段よりも余裕を持ったスケジュールで過ごしていただいて構いません。
食べることに時間を使わないので、読書や映画鑑賞など、1日好きなことをして過ごすという方もいらっしゃいます。
あなたのファスティング期間がより良い時間となりますように。
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