豆知識
「飲む点滴」とまで言われる甘酒の歴史は古く、最古の文献から探すと日本書紀に名前が載っています。甘味が強くさっぱりしていながら栄養が豊富なため、昔の人も好んで飲んできたのかと思われます。また、甘酒は「季語」でもあり、冬に神社などで配っているイメージがありますが、実は夏の風物詩なのです。しかし、飲み方や時期に決まりはありません。
栄養成分と効能
甘酒は「酒粕」から作られる手法と、「米麹」から作られる手法があるため、それぞれで栄養価が変わります。
酒粕で作られた甘酒は「レジスタントプロテイン」というタンパク質が含まれており、タンパク質でありながら食物繊維のような働きをし、摂取しても消化されにくく、腸内に残ったものと一緒に排泄されます。このため、整腸作用に優れ、コレステロール値を低下させる効果も持ち合わせているため、腸内環境を整えながら動脈硬化などの病気を予防することができます。米麹から作られる甘酒は「ブドウ糖」が主体的な栄養となっており、エネルギーになることから「飲む点滴」と言われてきました。
ブドウ糖は即効性の高い栄養として優秀であり、疲労回復など様々な面で効果があります。
また「エルゴチオネオン」という成分が含まれており、美肌効果もありますので理想の肌を手に入れるための一歩となりますね。
ファスティング(断食)前後の準備食・回復食での摂取について
摂取可能です。山田豊文先生も摂取についてとても良いものだとおっしゃっています。酒粕から作られる甘酒はアルコールが含まれることもありますので、米麹から作られた無添加の物を摂取していただくのが良いでしょう。また、飲み過ぎはカロリー過多の原因となりますので1日200mlほどに抑えましょう。
亜麻仁油のドレッシング 山田豊文先生直伝のオメガ3がたっぷりとれるお手軽ドレッシングです
亜麻仁油を使用したドレッシングのレシピです。現代人に不足しがちなオメガ3系の脂肪酸をしっかりと摂取することができます。亜麻仁油に豊富に含まれるオメガ3は、動脈硬化、心臓病、高血圧予防に高い効果があり、脳を活性化するとも言われています。とっても簡単にできますので、参考にしてみてくださいね。
効果的な飲み方・アドバイス
- 飲むタイミングはお食事時と同時がおすすめです。甘酒には脂質の吸収抑制効果などがありますので、脂肪が気になる食事と組み合わせるとより良いでしょう。
- 甘酒特有の匂いが苦手という方は、フルーツと混ぜて飲むという方法もあります。フードプロセッサーなどでリンゴやレモンを混ぜると匂いが緩和されるので、苦手な場合はぜひお試しください。
- 甘酒は温めてしまうと酵素などの栄養素がなくなる可能性があるので、温めても50~60℃ほどの温度で飲むようにしましょう。
【準備食・回復食】りんご(リンゴ)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識
「1日1個のりんごで医者いらず」と言われています。諸外国でも“An apple a day keeps the doctor away.”と表現されており、世界的に健康に良い食品として人気です。前述したように、体に良い栄養が豊富ですので、生食したり調理したりとりんごの美味しさを楽しみながら積極的に摂取していきましょう。
【準備食・回復食】すだち(スダチ)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識
徳島県の方は様々な料理にスダチを使います。独特の香り高い酸味を楽しみましょう。
まとめ
断食アルパカ
飲む点滴である甘酒ですが、体力が無い時のエネルギーチャージに最適ですね。小腹が空いたときにはお菓子をつまむ代わりに少量の甘酒を摂取するのも良いかもしれません。
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