【準備食・回復食】ごぼう(ゴボウ)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識

ごぼう
準備食や回復食で食べて良い食品・食べてはいけない食品
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豆知識

原産地はユーラシア大陸北部と言われています。しかし、野菜として食べているのは日本と韓国、そして台湾のみで、初めてごぼうを利用したと考えられている中国では現在でも主に薬草として用いられています。日本への渡来の時期は定かではないものの、平安時代の書物などに出てくることから今から1200年程前には野菜としての栽培が始められていたと考えられます。

栄養成分と効能

食物繊維・炭水化物・アルギニン・たんぱく質等が含まれています。ごぼうの栄養成分で特に注目されるのは食物繊維です。水溶性食物繊維であるイヌリン、不溶性食物繊維であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンがたっぷり含まれています。これら食物繊維は、腸のぜん動運動を促進したり、善玉菌の栄養となり数を増やしたりするため、便秘の解消に効果が期待できるのです。また、これらの繊維質は消化吸収されずに排泄される際、腸内の発ガン物質などの有害物質を吸収してくれるため、大腸がん予防にも効果があると言われています。また、最近の研究報告では食物繊維のうちのリグニンに抗菌作用があり、がん細胞発生を抑制する効果があることもわかってきました。これに加えて抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれているため、アンチエイジングに役立ちます。水につけておくと水に色がつきますが、これはポリフェノールが溶け出したためなのです。

ダイエットの強い味方 食物繊維の効果
皆さんは食物繊維を1日にどれくらい摂っていらっしゃいますか?便秘気味だな?太りやすくなったなと感じている方は食物繊維の摂取量が足りていないかもしれません。今回はファスティングをするとき以外でも覚えて損のない知識、食物繊維の効果についてお伝えします。

ファスティング(断食)前後の準備食・回復食での摂取について

摂取可能です。栄養成分の説明にも書かれていますが、食物繊維が豊富です。また、善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれており、善玉菌を増やし悪玉菌を抑える効果が期待されます。ノンカフェインのお茶に代表される、ごぼう茶もごぼうを細かく切って乾燥させ、焙煎して作られたハーブティーです。

ノンカフェインのお茶
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また、こんにゃくなどときんぴらにして食べるのも良いと思います。

【準備食・回復食】こんにゃく(コンニャク・蒟蒻)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識・レシピ
ダイエット食品としてのイメージが強いこんにゃくですが、ファスティング前後の準備食や回復食にも利用することができます。上手に活用すると肉の代用食になったり、不溶性食物繊維の力でお腹のお掃除をしてくれたりと、いいこと尽くしです。お役立ちレシピもあります。

効果的な食べ方・アドバイス

  • 香りや風味は主に皮の部分に存在します。ピーラーなどで皮を厚くむくのではなく、包丁の背でこそげ落とす程度で十分です。
  • 皮にも栄養が含まれているので、スポンジで泥をきれいに落とし、皮をむかずに調理することをおすすめします。
  • ポリフェノールなど、水溶性の栄養が溶け出してしまうため、あく抜きに長く水にさらすことはあまりおすすめしません。その代わり、さっと酢水につけると良いでしょう。

まとめ

断食アルパカ
断食アルパカ
腸内環境を整える効果が抜群ですね。皮も極力一緒に食べるようにすると良いでしょう。

食品データベース 「ごぼう」
Wikipedia 「ゴボウ」

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