【準備食・回復食】ひまわり油(サンフラワー油)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識

ひまわり油
準備食や回復食で食べて良い食品・食べてはいけない食品
この記事は約2分で読めます。

豆知識

世界各国で作られている食用油種です。昔から食用として利用されていますが、それ以外にも美容やアロマ、工業用に利用されています。第二次世界大戦ではマイナス30度以下でも凍結しない利点を活かして潤滑油として利用され、現在でもバイオディーゼル用の燃料として研究されており、エコなエネルギーとして期待されています。

栄養成分と効能

オメガ9脂肪酸であるオレイン酸とオメガ6脂肪酸であるリノール酸が豊富に含まれています。オメガ9脂肪酸は体内でも合成できる成分であり、血液中の悪玉コレステロール濃度を下げる効果があります。また、便秘解消や胃酸過多、胃潰瘍を予防する効果が期待されています。それに対し、オメガ6脂肪酸は必須脂肪酸とよばれ、体内で生成することができない成分です。オメガ6脂肪酸には、血中コレステロールをあげにくい性質があるといわれています。ただし、過剰に摂取するとアレルギー、アトピー、動脈硬化や心臓の病気を引き起こす可能性が高くなるといわれています。また、ビタミンEも豊富に含んでおり、体内にある脂質の酸化を抑制してくれます。また、生活習慣病や老化と関係の強い疾患を予防する効果が期待されています。

ファスティング(断食)前後の準備食・回復食での摂取について

摂取可能です。ただし、回復食に入ってすぐの摂取につきましては、油分の摂りすぎにならないように、量は控えてくださいね。

効果的な食べ方・アドバイス

  • 2種類のタイプが存在します。ハイオレイックというオレイン酸が多いタイプ、ハイリノールというリノール酸が多いタイプのものです。リノール酸はオメガ3脂肪酸とよばれる身体によい脂肪酸の働きを抑制することもあるため、購入するときはハイオレイックタイプを選ぶことも念頭に入れ、バランスよく摂取するようにしましょう。
  • リノール酸を豊富に含むサラダ油などの代用として使用すると健康的です。
  • オレイン酸は熱に強いため、炒め物など加熱する料理に適しているといえるでしょう。生でも食用可能です。
  • 健康によい成分が多分に含まれていますがカロリーも高いのが特徴です。適量を心掛けましょう。

まとめ

断食アルパカ
断食アルパカ
同じ、ひまわり油でも2種類あるのは驚きですね。選ぶなら、ハイオレイックタイプです。覚えておきたいですね。多量摂取はせず、適量摂取を心がけましょう。
【準備食・回復食】なたね油(菜種油)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識
オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は、バランスが大事です。なたね油ばかりを過剰摂取しすぎないように注意して摂取しましょう。
【準備食・回復食】荏胡麻油(えごま油・エゴマ油)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識
縄文時代から食べられていたという説もあるエゴマ。α-リノレン酸を他の食用油に比べ類を見ないほど豊富に含んでいることから、積極的に摂取したい食品です。
【準備食・回復食】亜麻仁油(アマニ油・あまに油)の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識
亜麻仁油(アマニ油・あまに油)の栄養価、効能、効果的な食べ方、豆知識等を解説しています。亜麻仁油は山田豊文先生(杏林予防医学研究所)もおすすめしている食材です。意識して積極的に摂取しましょう。

食品データベース 「ひまわり油」
Wikipedia 「ひまわり油」

コメント