豆知識
パンは種子島に漂着したポルトガル船から伝わったため、英語の「ブレッド」ではなくポルトガル語の「パオ」が由来となり日本では「パン」と呼ばれるようになりました。また、食用のパンと、木炭デッサンの時に消しゴムとして使用するパンを区別するために「食パン」と呼ばれるようになったと言われています。
栄養成分と効能
主な栄養素は炭水化物です。精製された小麦を原材料に使っているため、GI値が高く、大量に摂取すると不調を引き起こす可能性があります。タンパク質やカルシウム、鉄分も含んではいますが、それほど多くはありません。さらに忘れてはならないのが、トランス脂肪酸や乳化剤、ph調整剤などの添加物を非常に多く含んでいる点です。トランス脂肪酸は、摂取量が多いほど心臓病になるリスクが高くなるという報告があり、味を良くするために添加される乳化剤は、その有害性が指摘されています。ph調整剤はリンの過剰摂取を助長するため、カルシウムの吸収を阻害してしまいます。また、食パンのもちもち感をひきだすグルテンは、消化が難しい人やアレルギー反応を起こす人がいるという報告があります。
【準備食・回復食】小麦粉の栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識
パンや麺など、多くの食品に含まれる小麦粉ですが、GI値も高いですので、どうしても摂取する場合には全粒粉のものにしたり、野菜を一緒に摂るなど、摂取の仕方も工夫しましょう。
ファスティング(断食)以外であっても避けてほしいトランス脂肪酸
トランス脂肪酸という言葉を聞いたことがありますか?身の回りの多くの食べ物に含まれている場合の多い脂肪酸の一つですが、健康への悪影響があるとされ、ファスティング(断食)時以外でも、できれば避けてほしい食品の一つです。では、体に悪いと言われる理由は何でしょうか?
ファスティング(断食)前後の準備食・回復食での摂取について
摂取しない方が良いでしょう。マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸の問題点や、グルテンによる不調を考えると、摂取については良い点が見つけられません。
【準備食・回復食】マーガリンの栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識
トランス脂肪酸は世界的に体に良くないものとして捉えられています。日本でも、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸量を減らす取り組みをしているメーカーも多くありますが、国レベルの規制がないため、まだまだ含有量が多い可能性が大きいです。
効果的な食べ方・アドバイス
- 比較的安価で手に入りやすく、おいしい食品であるのですが、上述したように非常に多くの添加物が含まれているため、できるだけ摂取を控えたい食品と言えるでしょう。
- 安価なものほどトランス脂肪酸や乳化剤をはじめとする添加物が多く含まれている傾向があります。できるだけ「乳化剤不使用」「添加物不使用」のものを選ぶようにしましょう。「低GI」「低糖質」であるとさらに良いです。
- オーガニック食品取扱店など、原材料にこだわっているお店のものは身体に悪影響をおよぼす成分を極力排除して作られているものが多いです。
- マーガリンは代表的な高トランス脂肪酸の食材です。マーガリンを塗った食パンは可能な限り避けたいメニューです。
- ほとんど咀嚼も行わず、牛乳等で食パンを流し込むように食べるのは避けましょう。牛乳にも問題が指摘されつつあるため、食べ合わせも含めて「食の悪循環」になります。
- 食パンを摂取すると不調になる場合は、グルテンアレルギーもしくはグルテンの消化が難しい体質の可能性があります。その場合は、食パンをはじめ小麦粉製品を避けるようにし、どうしても食べたい場合はグルテンフリーのもの選ぶようにしましょう。
【準備食・回復食】牛乳の栄養価・効能・効果的な飲み方・アドバイス・豆知識
学校給食等では積極的な摂取をすすめられる牛乳ですが、専門家の中でも摂取については賛否が分かれます。アドバイスの中にもありますが、自己責任において摂取してください。
まとめ
断食アルパカ
トランス脂肪酸は世界的に非常に問題視されています。また、添加物や乳化剤も非常に避けたいところです。手軽に摂れる食品だからこそ、摂取量も多くなりがちです。気をつけましょう。
【準備食・回復食】ライ麦パンの栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識
主食になる食品ですが、血糖値の乱高下を防いでくれたり、過食を防いでくれたり、嬉しい効果が多いですね。食事はパン派だという方にはとてもおススメです。よく噛んで食べましょう。
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[…] 【準備食・回復食】食パンの栄養価・効能・効果的な食べ方・アドバイス・豆知識トランス脂肪酸は世界的に非常に問題視されています。また、添加物や乳化剤も非常に避けたいところ […]