ファスティングとは?断食と何が違うの?

断食(ファスティング)の基礎知識

「ファスティング」について知ろう!

「ファスティング」とは何でしょうか?何も食べない期間、液体のみを摂取する期間のことになりますが、実は「ファスティング」と「断食」は全くの同義(同じ意味)です。

「ファスティングプログラム」とは?

「ファスティングプログラム」とは、「科学的に効果が繰り返し検証された安全で再現性の高いファスティングの基本的なやり方」です。安全にリバウンドせずにファスティングを行うためには、プログラムの基本についてしっかりと学びましょう。

ファスティングの3つの基本ステップ

ファスティングには基本的に3つのステップがあります。スポーツに例えると分かりやすいので、マラソンに例えてみましょう。

42.195㎞本気で走るマラソンであれば一生懸命に走っている期間がファスティングです。準備運動も軽いジョギング等をして、念入りに体を動かしてウォーミングアップしますよね。同じようにファスティングに向けて身体を整えていく食事が準備食です。また、マラソンを完走した後も、ゆっくりと、クールダウンをして、あとに疲れが残らないように、ストレッチ等をしますよね。同じようにファスティング明けに徐々に普通の食事に戻していく食事が回復食です。基本的にはこの期間は1:1:1でとるのが良いとされています。

準備食 (ウォーミングアップ)

ファスティングに向けて身体を整えていく食事が準備食です。一番最後の食事を摂って8~24時間で糖質から脂質へのエネルギーシステムの切り替えが起こります。人によってはこの、エネルギーシステムの切り替えに体がついていけないことがあり、一定割合の方が不調を起こすことがあります。これは「ホメオスタシスの乱れ」によって起こります。人が生きるために普段何も意識せずに行われている体温や血圧、血糖値、pH、脈拍を一定に保つための調整が、「絶食」という、普段とは違う特殊状態におかれることによって調整が間に合わず、不調を生じることがあるのです。変化に弱いと体が対応に間に合わないのです。ただし、対応に間に合わないというだけで、体が調整をしてくれるので、おとなしくしていれば、回復してきます。24時間以上回復が見込めない場合には、他の要因が考えられます。準備食で徐々に食べないという環境に慣らしていくことによって変化による不調の可能性を下げてあげることができます。

準備食メニュー例
準備食3日間のメニュー例です。摂取する食材だけでなく、ファスティングに向けて普段のお食事の量を段階的に減らしていくことも大事です。また、「食べない時間を最大化することで胃腸の休息になる」というメリットがありますので、ここでは朝食を抜いた昼食と夕食の1日2食のお食事を前提としたメニュー例をご紹介いたします。
ファスティング中のおすすめの過ごし方
ファスティング期間中に何をして過ごそうか、また、どのように過ごしていいのか分からないという声はよく聞かれます。ではどのように過ごすのが良いのかおすすめの過ごし方をご紹介いたします。充実したファスティング(断食)時間を。

ファスティング (マラソン)

ファスティングは、何も食べずに水分のみで過ごす期間ということはお伝えしました。では、その水分とは何を摂るのが良いのでしょうか?

水か白湯、ノンカフェインのお茶を飲みましょう。そして、ファスティング用に開発されたドリンクです。もちろん、何も食べない期間ですから、流動食や固形食は食べません。摂取するエネルギーが減っているので、吸収力が上がっていきます。そのため、何を摂るかは非常に重要になります。

ファスティング(断食)中に飲めるノンカフェインのお茶
ファスティング中は飲めるお茶が限られてきますが、どんなお茶なら飲めるのか、このページを見れば、解決!実際にはたくさんの種類のお茶を飲むことができます。ファスティング中でも飲めるお茶で、飽きずにファスティングを楽しみましょう。

よく質問される事項を以下にあげます。

炭酸水は飲んでもいい?
ファスティング期間中は控えましょう。胃腸に刺激を与えてしまうため、胃腸が動く方向に働きます。
梅は食べてもいい?
梅は、胃酸などの消化液の分泌を促進して、食欲を増進させてくれます。ファスティング中は食欲や胃酸は抑えたいので、控えましょう。
薬は飲んでもいい?
ファスティング中の服薬につきましてはお医者様にご相談ください。ファスティング中は吸収力が高まりますので、お薬が効きすぎてしまったり、予期せぬ副作用をもたらす可能性がございます。
炭酸水や甘い清涼飲料水でのファスティング(断食)に効果はあるのか?
ファスティング(断食)期間中に炭酸水を摂取することに対してOKを出しているサイトもありますが、本当に炭酸水を摂取していても大丈夫でしょうか?本当に効果を上げるものなのかを考えてみたいと思います。
ファスティング(断食)中って、お薬は飲めるの?
ファスティング(断食中)に、気持ちが悪いから胃薬を飲みたい、頭痛い、生理痛酷いから頭痛薬が飲みたいなど、道場を運営していたり、オンラインでの指導を行う中ではよく聞かれる質問です。では、ファスティングを行っている際にお薬を飲んでも良いのでしょうか?今回はそんな疑問にお答えします。

回復食 (クールダウン)

ファスティングの効果を決めるカギを9割握っているといわれているのが、回復食です。というのも、ファスティング中には何も食べていなかったため、吸収力は、乾いたスポンジのように高くなっています。その影響により、食べるものによって急激にリバウンドしたり、腸内環境を悪化させてしまったり、具合が悪くなる、健康被害が出るということがあります。その影響を特に受けるのはファスティング明け1食目の食事です。良いものも悪いものも全て吸収されます。せっかくのファスティングを無駄にしないためにはファスティング明けに食べるものに気を付ける必要があります。

腸内環境を部屋に例えるなら、きれいに掃除した部屋に汚いごみを詰め込むか、美しい家具を並べるのかです。ならば、美しい家具を並べたいですよね。腸内環境にとっても、もしもファスティング明けに急に焼肉を食べた場合、脂質が高いために吹き出物が出たり、急な固形物で胃腸がびっくりし、吐き気を催す可能性がございます。さらに、動物性のたんぱく質なので、悪玉菌の餌となり、悪玉が増殖します。これでは、一気にリバウンドしてしまいます。ファスティング明けのしばらくは、「まごわやさしい」の食材や玄米、雑穀、発酵食品などを摂取するようにしましょう。

まごわやさしい(まごはやさしい)食材とは?栄養価とレシピを紹介
「まごわやさしい」(まごはやさしい)とは?まごわやさしい(まごはやさしい)食材は健康維持増進に理想的で、人間が生きていくために必要な栄養素であるビタミンやミネラルを豊富に含んでバランスの良い食材を語呂合わせした単語です。食材やレシピを見てみましょう。
回復食メニュー例
回復食3日間のメニュー例です。流動食から入り、少しずつ普段のお食事に戻していきます。「食べない時間を最大化することで胃腸の休息になる」というメリットがありますので、ここでは朝食を抜いた昼食と夕食の1日2食のお食事を前提としたメニュー例をご紹介いたします。

コメント

  1. […] ファスティングとは?断食と何が違うの?ファスティングについて、よく分かっていないことも多いかと思いますが、動画とともに解説します。断食との違いは何でしょうか?fasting-tips.co […]